【42】Ⅰ型キッチン+アイランド 無垢クラシック框扉(茶)

閑静な住宅街に新築された輸入住宅にアメリカンカントリーなオーダーキッチンを提供させていただきました。ゆったりとしたキッチン&ダイニングスペースにI型キッチンとアイランドを組み合わせたレイアウトになります。

アーチの下がり壁の向こう側はパントリーとなっており、こちらもゆったりとしたスペースが確保されています。食品や食器以外にも冷蔵庫までもパントリーに格納されます。

パントリーの中には可動棚のフレームが取り付けられています。

壁側のI型キッチンは全長350cmで、カウンター部分が285cm、電気オーブンがビルトインされているトールキャビネット部分の約65cmで構成されています。

アイランドは長さ158cm、奥行きが90cmです。キッチン側には幅75cmの3段引出が2ヶ並べられており、主に普段使いの食器などが収納される予定です。

ダイニング側には奥行きが薄い観音開きの収納キャビネットがビルトインされています。有効の奥行き寸法は20cmもありませんが、ちょっとした小さなものを収納するスペースとして活用できます。

通路幅は1m以上とゆったり確保しています。

窓はキッチンレイアウトに合わせて、位置を決めてもらいました。また、タイルを貼る位置(どこまで貼るか?)も窓を中心にデザインされているので、とてもバランス良く見えます。

天井の高さは290cmもありますが、キッチン部分は全館空調のダクト経路になっており245cmと少し低くなっています。290cmだと高すぎてバランスが悪いのでちょうど良かったです。

扉材は無垢オークの框デザイン扉に少し明るめのライトブラウンで塗装しました。無垢のフローリングやサッシの木製枠、ブルーグレーのドライウォールとの組み合わせは、まるで海外の住宅のような雰囲気です。

これまで弊社の施工例にはなかったのですが、御影石調のカウンター(カルチャードクォーツのウィスターリア)との相性もバッチリでした。

シンクはカラーステンレスシンク(COMO-C8)のホワイト、水栓はデルタのアディソン(9192-DST)のクロムです。

IHコンロは、三菱電機のユーロスタイルIH(CS-T34BFR)です。魚焼きグリルが不要という事で、海外のコンロも含めて検討していただきました。弊社でも初めて採用させていただきましたが、なかなか格好良いですし、海外製よりもリーズナブルな価格が嬉しいですね。

レンジフードは、これまた弊社では初めて採用させていただいた室内循環フードです。レンジフード最大手の富士工業(アリアフィーナ)のFEDCL-RK-901という機種になります。

何と、室外へのダクトが不要という画期的な商品ですが、IHクッキングヒーター専用である事や定期的なメンテナンス契約をメーカーと事前に結ばないといけない等、いくつかの縛りがあり、気軽には採用できなさそうです。(もちろん、価格もそれなりです・・・)

お施主様が選んだタイルは壁の色や天板の色とうまく合っています。サイズもちょうど良い感じです。

食洗機はミーレの25周年記念モデルのG4920SCiです。

このようにキッチンと同じ扉材を取り付けます。

トールキャビネットにはミーレの電気オーブン(H6260B)がビルトインされています。

幅30cmのスパイスラックです。

コンロ下は2段の引き出しになっています。

シンク下は観音開きです。この場合は扉の裏に包丁差しが付きます。

取っ手は、黒のアイアンハンドルをお選びいただきました。

サイドパネルには黒の家具調コンセントを取り付けました。

電気オーブン上部の片開き収納キャビネットです。中には可動棚が付いています。

トールキャビネット上部には飾り(クラウンモールディング)が取り付けられています。

 
 
 

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